シンシキ シンシキ♪
哲太「しっかりしろ…!!」
ipod「へへ…、うっかりドジ踏んじまったみてぇだ…もう体が言う事聞かねぇや…」
哲太「馬鹿なこと言うな…!まだお前と出会って3ヶ月も経ってないんだぞ!
これからじゃねえか!!さぁ、立てよ!!」
ipod「へ…、嬉しいこと言ってくれるじゃねぇか、旦那…。でも、もう前が
霞んで見えねぇ…。旦那の何の脈絡も無いような、流行の曲もクソもねぇような
プレイリスト、あっしは好きでしたぜ…。
……ッ!どうやらそろそろ…旦那とはお別れみてえだ、
これからはちゃんと流行の曲も聴いてくだせえよ…。」
哲太「…おい、しっかりしろ!!」
ipod「………」
哲太「クソ、クソ、クソッ!!俺が無力なばかりに…!
国、政府をはじめとした上からの圧力からコイツを守ってやれなかった…!
オレはなんて無力なんだ…!!クソッ!まってろよ、ipod!必ずお前の
仇は取ってやる!国なんか、政府なんか信用しちゃいけねぇ!
見ててくれ、ipod…俺は必ず―」
オレのipodは、政府の陰謀により圧力をかけ続けられ、それに耐えられなかったのだろう、
もう動かなくなってしまった。オレの戦いは、今ココから始まったばかりだ。
まってろよ、ipod。必ず奴等から金を巻き上げてお前を修理に出してやるからな。
ゆっくり休んでくれ。その日までオレは、オレは戦い続けてやるさ!!―
ipod「いやいや、鞄の中に教科書とオレを裸で放り込んで、ソレを枕に
授業中居眠りこいてたのお宅ですやん。明らか、その圧力が原因やって!
自業自得もいいトコやで、ホンマ。」