天国のドア叩く

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050124-00000016-yom-soci
「ははっ、人が死んでも生き返る〜?バッカでぇ」
つい2、3日前、こう思いながら、この記事を見ていた。
昨日、バイトの仲間が事故に遭って死んでしまった。
その知らせはバイトの最中に耳にした。その日は、いつもならそいつもシフト
に入っているはずなのに、どういうわけか来ていなかった。遅刻の多い奴だったし、
遅れてくるか、サボりかと思っていた。もうバイトに集中できなくなってしまって、
ずっとショックだった。
え、ホントに…?
今も死んでしまった事が本当に事実なのか信じられないでいる。
こんなにもあっけなく死んでしまうなんて…。もしかしたら、来週あたり
「哲太さん、おはようございます。」「遅れてすいません、すいません」
こんなこと言いながら、また出勤してくるんじゃないのかな。
つい2、3日前まで会話したりしていたので、そう思えて仕方がない。
生き返って欲しい、わかっていてもこう思ったりしてしまう。

記事の中に
>自由記述では「人は死んでも心の中で生きている」の意見もあった。

とあるけど、この意見だけは間違っていないと思う。
「あ、別に敬語とか使わなくていいッスよ」
今のバイト先で初めて話しかけてくれたのは確か彼だった。
仕事はあんまりできない奴だったけど、オレの心の中で彼はしっかり生きている。